知見

 

そーなんだよな、初来日なんだよね。

よく引き合いに出される白貂の子(Dama con l'ermellino)よりも、中学の美術部で見た時から、こっちの子(La Belle Ferronnière)の方が好きでした。

見に行きたいけど、行けるかどうか・・・知ってるのと、見るのとは大違いだからなあ。

あーあ、見たいなあ。


"La Belle Ferronnière" Léonard de Vinci, 1490 - 1497
Department of Paintings of the Louvre, Room 710
© 2010 Musée du Louvre, Dist. GrandPalaisRmn / Angèle Dequier


個人的には、本物ではあるんだけど、完全なオリジナルではない、ような気がしてます。

彼の手が入っているのは間違いない、けれど、最終的には工房で仕上げて納品されたものなんじゃないだろうか、と。

500年以上前の絵だから、それだけで充分貴重ではあるんだけどね。


La Belle Ferronnière - Conférence de Vincent Delieuvin, conservateur au département des Peintures du musée du Louvre. Auditorium du Louvre, France 2015.

Laurence des Cars - NTV News24 - NNN, Japan 2025.

"La Belle Ferronnière" Léonard de Vinci, 1490 - 1497
Department of Paintings of the Louvre, Room 710
© 2010 Musée du Louvre, Dist. GrandPalaisRmn / Angèle Dequier


ローランス・デ・カールさんは、オルセーとオランジュリーを経て、ルーブル美術館で初の女性館長になった方です。

ただ・・・昨年の盗難事件はマジで痛かった。


彼女がずっと前から施設が限界だってのは訴えてて、みんな「え!? あのルーブルが!?」って驚くだけで、結局誰も助けず。

公聴会でも言ってたけど、老朽化の訴えが犯行の要因だったんじゃねーのってのは、いくらなんでも可哀想な批判だと思う。

犯行グループが捕まって、彼女は引責辞任みたいな形になってしまった。

結局、被害総額がレート換算で150億円以上だったかな、盗まれた品々は全て行方不明のままで未だにひとつも見つかってない。

つまり、そういう美術品を流すルート自体は存在するってことだから、実行犯が何も知らないだけで、元締めにとっちゃ計画通りだったわけだ。

それで後任のルリボー館長が再び「だから限界だっつってんだろ!!」だもんな。


世のお金持ちは助けてあげてください。

本当にね、こういうのは人類の宝ですよ。

そんなこと、見たら解ります。


見たら、ね。