評価

 

先日、酒々井からの帰り足である。


とりあえず千葉まで出ようと思って来た電車に乗った。時間帯的にガラガラで、ボックス席に1人で座る。スマホのバッテリーが心もとない、じゃあ、久しぶりに車窓を眺めるか。


電車が四街道に停まると、帰宅する高校生たちがドッと乗ってきた。このボックス席にはごくフツーの、どこにでもいる、量産型高校生3人が雑談しながら座ってきた。で、ふと、あることに気が付いた。


驚いた。


横に座ってる高校生がスマホで映画を、それも「ゴッドファーザー」を観てたのだ。ソロッツォがヴィトーに商談を持ち掛けているあたりのシーンだ。

その高校生は映画に集中してるような、集中してないような、目の前に座ってる2人の友人たちの雑談にリアクションだってしてる。ちなみにその2人の友人連中もスマホを見てるが、対面なのでスマホで何してるのかってのは解らなかった。

さて、オレの横に座ってる高校生よ、キミだ、再生スピードはノーマルなようだが、大丈夫なのか、そのシーンはな、同席してるソニーをヴィトーが目力で窘めることで将来を暗示するような演出があったりするんだぞ、おい、ちゃんと観ろ、いや観てくれ、観てくださーい!

とか思ってるうちに、千葉に到着。


その高校生はスマホの画面を眺めながら降りていった・・・のを眺めながら、つくづく思った。


今の映画は、あの高校生みたいなスタイルで鑑賞してる人も結構いるんだろう。

映画のレビューなんて気にしないが、あれで「観た」と言って「評価」を書いたり、👍や👎してる人もいるってことだ。

正座して観ろなんて言うつもりはないし、オレだってどのくらい真面目に映画を観てるかなんてさっぱり自信がないけど、実際に「ああいうスタイルで映画を観てる若い人」を目にすると、その衝撃は結構デカかった。


ちなみに、今回のミュージックビデオに登場するレイモンド・イバンクス(Bomfunk MC's)はオレと同い年だぜ。


Freestyler 2019 - Bomfunk MC's, Mv: Nathalie Rahbani, Finland 2019

Raymond Ebanks at Vukov Spomenik Railway Station, Belgrade.
ORG: Freestyler - Bomfunk MC's, Mv:Miikka Lommi, From "In Stereo" (1999)
Epidrome Records


さて、トランプ大統領よ、キミだ、今期はcovfefeに次ぐ名言(迷言)を残せますかな?