ゴードン (柴田秀勝) :
立て!
スタッキー大統領特別補佐官だ!
五右ェ門 (井上真樹夫) :
・・・なんと言った?
次元 (小林清志) :
つまりな、世界で一番偉い男を操っているオッチャンだと。
ルパン三世 ルパンVS複製人間
Official Preview - "Lupin the 3rd: The Mystery of Mamo" Sōji Yoshikawa, Bs: Monkey Punch, Japan 1978
実在の人物がモデルになったキャラクターってのは無数にいる。
この映画に登場するスタッキーという脇役もその一人で、誰がどう見てもキッシンジャー。
実際、英語版での名前はモロバレの「ギ」ッシンジャーである。でもなんで日本人が創った映画の中でスタッキーなんて名前にしたのかは、もうご存命の関係者も少ないし、調べようがない。
ただ、この頃はアニメ会社ですらまだまだ労働争議が盛んだった。わざわざポルコに「そういうことはな、人間同士でやんな」と言わせた宮崎ですら、労使対立の中で高畑と一緒に書記長だなんだとやってた時代なのだ。
だから、企画が立ち上がった時期まで考えると、佐世保のエンタープライズが大騒動になった余波だって残ってただろうし、もしかしたら多少は世間に配慮した名前だったのかな、なんて妄想してみたりもする。
さて、2023年の最後の月・・・ウクライナの美人兵士が戦場から毎日SNSに自撮りをアップしたり、中国は終わりだと言われながらぜんぜん終わってなかったり、イスラエルが病院を空爆する正当性を訴えたり、今この瞬間、どうでもいいブログを書いたりできるのは・・・全て、このオッチャンのおかげだ。
正に「歩く最高機密」って感じの人物だった。
お悔やみ申し上げる。