九九

 

昨日、某少年YouTuberが「中学2年生で九九が出来ない」ってGoogleニュースに出てた。


大馬鹿者、九九と言えば「ロックバルーンは99」だろうが。

というのは冗談だけど、久しぶりに思い出したので聴いたらね、もう涙が出そう。

80年代ってこうだったよなあ、てのがブワッと体感で戻ってきた。


これに鈴木英人さんのカセットレーベルがあれば、もうね、80年代にタイムトラベルですよ。


中学生の時にネーナの曲「ロックバルーンは99」が、これは邦題だけど、世界中で大ヒットしたのよ。

原題はドイツ語で「99 Luftballons」、ノインゥントノインツィヒ・ルフトバローンス、99個の風船ね。

確か、ベストヒットUSAの小林克也さんは英語読みで「99 Balloons」と言ってたはず。


じゃあドイツのバンド、ネーナのこの曲についてちょっと話そう、つまんなかったら寝てくれ。


ネーナはドイツではそれなりに売れてたんだけど、メンバーは次のアルバムをどうするかと悩んでた。

そんな時、ギター担当のカーゲスがローリング・ストーンズのライブを観る機会があってね。

そのライブ会場で大量の風船を飛ばす演出を見て、当時のカーゲスはこう思ったんだそうだ。


「西ドイツでこんな演出をやったら、東ドイツが風船爆弾だと勘違いするだろうな」


ということで出来たのがこの曲で、つまり、反戦歌なんだよね。

そんなこともあって、ミュージックビデオは軍の演習場を借りて撮影することになった。

後半で爆発の演出があるからなんだけど、一発撮りだったんで「衝撃波が予想外だった」らしい。


ニーナを抱くピーターセンは優しいなと思ってたけど、言われてみればみんなビビッてステージから降りてる。


99 Luftballons (German version) - NENA, Mv: Bert Van Der Veer, West Germany 1983

99 Red Balloons (English Version) - NENA, Mv: Bert Van Der Veer, UK 1984

99 Luftballons - NENA, Live at Westfalenhalle, Germany 2018

99 Luftballons - NENA "NICHTS VERSÄUMT-Tour 2018"
Epic Records / The Laugh and Peas Company 


同じく昨日のニュースなんだけど。


ウクライナとロシアの戦争長期化、それからヨーロッパの熱波。

そんなこんなでドイツの光熱費が高騰して「今年の冬は水シャワーか」て言われてるらしい。

うーん、世界はなかなか平和にならんね。


じゃあね、おやすみ世界。