アメリカには大手の国営放送というものがない。
政府広報としてなら有名なVOAがあるが、あくまでも国外向けのラジオ放送が主体である。
非営利団体のメディアも活動はしてはいるものの、既存メディアに比べれば影響力は僅かしかない。
政府子飼いは論外として、法的に公共性が保証された大手メディアはほとんど存在しないのである。
あくまでも自浄作用があるという前提で、市場原理に則った情報を発信する民放のみなのだ。
LOOK HERE'S THE DEAL! Trump vs Biden REMIX (2020 US Presidential Debate) - WTFBRAHH, US 2020
WTFBrahh |
毎回毎回、大統領選挙は接戦となる。
正確に書くと、選挙前は必ず接戦です、と報じられる。
僅か数ポイントの差で、何かがあればいつでも勝敗がひっくり返るでしょう、と報じられる。
オリンピックでもなんでもいいが、勝負事は接戦の方が耳目を集める。
そして勝敗に大差が出ても、その責任を取るメディアはない。
Trump Dances To ‘YMCA’ At His Campaign Rallies - NBC News, US 2020
NBC News |
昨年頃から、トランプ支持者が応援歌に西城秀・・・じゃない、ヴィレッジ・ピープルのYMCAを使い始めた。
先月の遊説先で流したところ、トランプさんが軽く踊るような仕草を見せたことで話題になった。
マッチョマンの替え歌なども使用しており、ヴィクター・ウィリスが使用差し止めの申し入れをしている。
確か、前回はローリング・ストーンズの楽曲差し止めがあったように記憶しているが・・・。
それにしても、バイデンさんにはこういう茶目っ気が足りない、という分析まであって笑ってしまった。
The Trump Dance: US President’s Moves Inspire New TikTok Challenge - On Demand News, US 2020
On Demand News |
現在、トランプさんが矢面に挙げてるTikTok。
あんなにリズム感のない踊りはそうそうできるもんじゃない。
ということで、トランプ・ダンス・チャレンジなるワードも登場。
YMCA以外の曲も含めて次々にアップされてるらしい。
こういうのも、市場原理に則るメディアによると数ポイントの差に響くんだそうだ。