昨年に公開されて大ヒットした郭帆(グオ・ファン)監督のSF映画について書こうと思っていた。
が、中国のXiaomi (小米集團)が透明なテレビ「Mi TV Lux Transparent Edition」を発売したので。
試作品ではなく、55インチの量産品で約77万円(49,999元)という手の届く価格で実際に売り出すのだ。
これを日本のメーカーが実現できなかったという現実に、なんというか、残念でならない。
2000年代頃には国産メーカーも試作品を公開したりしていたのだが。
前述の郭帆監督の映画「流転の地球」(流浪地球)は、原作も含めて純中国産のSF大作である。
今回は内容の詳細を省くが、ほとんどの登場人物は中国人で、パートナーでありサポートするのはロシアである。
地球の危機を救うのは、アメリカでもNASAでもなく、中国でありРоскосмос (ロスコスモス)なのだ。
日本では本格的なSF大作に実写で取り組もうとする企画すら、もう何十年も耳に入ってこない。
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もし「このまま」が続くのであれば、恐らく、そんなに遠くない未来だと思う。
外国人が生きるために日本へ出稼ぎに来る、という時代は終わる。
日本人が生きていくためには海外へ出稼ぎに行かなければならない、という時代がくる。
嫌なら、年収200万円時代の到来に耐えるしかない。
自分はこの先、国外へ出るか国内で耐えるかする子供たちを眺めながら、死んでいくのかもしれない。