独米


ことテクノに関してだけは、アメリカはダメだ。

デトロイトテクノがあーるじゃないか、という人もいる。
いるが、ミニマルすぎて、だったら120~150bpmくらいのメトロノームでも聴いとけ、という感じ。
シカゴハウスは、どうしてもオールディーズのディスコサウンドに見劣り(聴き劣り)してしまう。

イタリア人のモロダーがアメリカで開花したことは認めるが、あくまでもポップミュージック、なんだよなあ。


&
JAPAN Space Cruiser "Banzai" @Troll VFX
"Iron Sky" Timo Vuorensola
Walt Disney Studios Motion Pictures Finland / Polyband / Hoyts

アメリカ産のテクノが2000年代に入って再評価されるようになったというのは、あるかもしれない。

確かにここ数年「テクノでも聴くか」となると大抵、実はデトロイト系やシカゴ系の要素が強い曲が多いもの。
以前やってたこのブログのTechnoシリーズも、それがきっかけのひとつだったというのがあって。
30代くらいまでは大嫌いなジャンルだったのに、40過ぎになってなんで抵抗がなくなったんだろう、と。

自分のリスニング履歴を洗い直してみたら解るかなあ、という期待もあったんだよね。


& Down - "Oi Oi Oi" Boys Noize
Boysnoize / Last Gang Records

ボーイズ・ノイズがデトロイト系を取り入れていった貢献度は大きい。
アルバム「Out of the Black」は今も聴かせてもらってるし、今迄にも何曲か貼らせてもらった。
やっぱりテクノはドイツが本場なんだな、って痛感する。


Nazis Auf Speed - "The Machinists of Joy" Die Krupps
Synthetic Symphony

アメリカっつたら、確かにメタル大国なんだけども。
お前らはな、クラブでもディスコでも何処でも何でも、あまりにもドラッグと繋がりすぎるんだってば。
まあ、だからデトロイト系のサウンドが可能だったのかもしれないけど、旧日本軍のヒロポンと同じか。
ディ・クルップスは普通のおっさんがインメタ(インダストリアルメタル)系テクノやってるのが凄い。
同世代として、単純に感心する。


Chella Ride - "Middle Finger Pt. 2" Dog Blood
OWSLA / Boysnoize Records

スクリレックスが呼びかけてボーイズ・ノイズと組んだユニットがドッグ・ブラッド。
現地のアメリカでは売れなかった、けど、やっぱりアメリカンなテクノはこうなるという見本。
悪くはないと思うけど・・・なにかが違う、不思議なもんだ。


&
"Iron Sky" & "Iron Sky: The Coming Race" Timo Vuorensola
Walt Disney Studios Motion Pictures Finland / Polyband / Hoyts
101 Films / Scoundrel Media

日本は「君に、胸キュン」以降、「Kawaii」系だけが生き残った感じ、かな。