・・・・・・トイレットペーパーが、ない。
しばしスーパーで立ち尽くす。
他の店、ドラッグストアに行ってみても、ない。
マスク関連のデマでこの状況になったんだそうだ。
・・・今年、NASAのボイジャー1号が撮った家族写真の30周年を記念し、画像データの洗い直しが実施された。
1960年代の観測で、太陽系の惑星配列が80年代に入ると特徴的な並びになることが予測されたのである。
地球の外側にある4つの惑星(木星・土星・天王星・海王星)が、連続探査できる位置に来るのだ。
このチャンスを逃すと、同じような惑星配列になるのは2150年代になってしまう。
そこで、ボイジャー計画が立案され、1977年に2機の探査機が打ち上げられた。
ボイジャー1号も2号も各惑星で素晴らしい観測成果を挙げた。
90年代には太陽系を離脱、その後は太陽系探査から星間探査へ移行することも決定した。
そこで、まだ生きている観測機器を使い、太陽系離脱前のボイジャーに何を観測させるか、となった。
この時、計画立案と指導主任だったカール・セーガン博士が「振り向かせてみよう」と提案したのである。
太陽から約60億kmの地点で、ボイジャー1号が太陽系を「振り返った」。
VG ISSと呼ばれる観測用レンズはフルサイズ換算で約1500mm程度、画角が狭く、有効画素域は更に狭い。
そこで、39枚を連続で撮影してボイジャーから送信させ、これを地上で繋ぎ合わせることになった。
こうして、1990年に太陽系の家族写真(Family Portrait)や地球(Pale Blue Dot)などの写真が公開された。
The Family Portrait, and alternate view with planets enlarged. NASA / JPL-Caltech |
There are now four spacecraft which are beyond the orbit of Neptune and Pluto.
Pioneers 10 & 11, Voyagers 1& 2.
Four vehicles of our species plummeting into the interstellar dark.
現在、4機の宇宙探査機が海王星と冥王星を超えた軌道に位置しています。
パイオニア10号と11号、ボイジャー1号と2号です。
わたし達の意思を乗せた4機の機体は、星間空間の暗闇へ急速に向かっています。
Now of all those world's, we have no indication of life.
For me, that underscores the rarity and preciousness of the Earth and the life upon it.
現在までの探査区域において、生命の兆候は全くありませんでした。
わたしにとっては、地球と地球上にある生命の希少性や尊さを強く印象付けるものです。
The Family Portrait image from Voyager 1's perspective in February 14, 1990. NASA / JPL-Caltech |
And you can see it.
Looks like more than a dot but it is, in fact, less than a pixel.
You can see that it is slightly blue and this is where we live.
On a blue dot.
ご覧ください。
点のように見えるもの、しかし実際は1ピクセル以下です。
僅かに青く見える、これがわたし達が住んでいる場所です。
青い点です。
On that blue dot, that's where everyone you know and everyone you ever heard of, and every human being who ever lived, lived out their lives.
It's a very small stage in a great cosmic arena.
この青い点、ここに、あなたが知っている全ての人、あなたが聞いたことのある全ての人、今まで生きてきた全ての人、皆が送ってきた人生があるのです。
この広大な宇宙空間にとっては本当に小さな舞台です。
Just speaking for myself... I think this perspective underscores our responsibility to preserve and cherish that blue dot, the only home we have.
個人的に述べさせて頂くと・・・この視点は、青い点という我々が唯一持つ家を大切に守らなければならない責任を訴えているように思います。
Press Conference on The Voyager Missions
The Planetary Society June 6, 1990
The Planetary Society June 6, 1990
ボイジャー計画の記者会見にて
惑星協会 1990年6月6日
惑星協会 1990年6月6日
・・・なんか泣けてきた。
これは花粉症じゃねえ、本当に、泣けてくるんだ。
あれから30年を経て、博士、何も変わってません・・・すみません。
We Are All Made of Stars - "18" Moby Mute / V2 Records |
オレのケツを何で拭くかなんて、どうでもいい下らんことだ。